SECカーボンってどんな会社?

SECカーボンの歴史について

1934年(昭和9年)10月、昭和電極株式会社という社名で設立以来、カーボン(黒鉛)を用いて基幹産業を支える数々の製品を生産し、需要家のもとに届け続けています。1984年(昭和59年)7月には大証2部に上場、社名を昭和(Showa)電極(Electrode)株式会社(Corporation)の頭文字を取って株式会社エスイーシーに変更。その後、2006年(平成18年)10月に事業内容を明確化すべくSECカーボン株式会社という社名に変更して現在に至ります。

SECカーボンの事業内容(製品・グローバル展開・ヴィジョン)について

SECカーボンという社名のとおり、カーボン(黒鉛)を用いた製品群「アルミニウム製錬用カソードブロックSK-B」「人造黒鉛電極」「特殊炭素製品」「ファインパウダー」を柱に事業を展開しています。すべてにおいて品質の高さが認められ、現在、世界40カ国以上に納入。中でもSK-Bは世界トップシェアを誇っています。今後は、新興国を中心に電極、SK-Bともに需要が拡大すると考えており、販売量の増加を前に、国内生産体制をはじめ、あらゆる面での強化を図って参ります。

  • アルミニウム製錬用
    カソードブロックSK-B
    アルミニウム電解炉に欠かせない世界基準の品質を誇るカソードブロック。アルミニウム製錬工場で使用されています。
  • 人造黒鉛電極
    黒鉛電極は、鉄スクラップを溶解し、鋼を生産する際に、電気製鋼炉の電極として使用されます。当社は中でも太物電極のパイオニアとして知られています。
  • 特殊炭素製品
    熱や電気を伝えやすい、軽い、加工しやすいなど黒鉛の特性を活かし、ユーザーの求める形に加工して製品化。あらゆる分野に使われています。
  • ファインパウダー
    ファインパウダーは高い純度と結晶性を誇る、当社のオリジナル製品。優れた機能性で、ハイテク分野を支える材料として使用されています。

SECカーボンの工場について

京都府福知山市にある日本国内有数の工業団地、長田野工業団地内にある「京都工場」にてほとんどの主力製品を生産しています。広さは約50万m2にもおよびます。もう1つ岡山市東部にある「岡山工場」では、炭素製品の加工を行っており、NC旋盤や大型マシニングセンターなどを用いて複雑なオーダーにも対応しています。この特長的な2つの工場の能力を最大限に活かしながら、これからも信頼性の高い製品づくりを続けて参ります。

京都工場

岡山工場