Graphite Electrodes
人造黒鉛電極

エコロジー社会に貢献し、鉄を支える
電気炉で鉄スクラップを溶かし、再び鉄を生産するための消耗品の部材です。鉄資源の循環社会に貢献しています。また、鉄鉱石から鉄を生産するよりも鉄をリサイクルするほうがCO₂排出量が少ないため、カーボンニュートラルにも貢献しています。
- 高い技術力と品質へのこだわり
- 充実した販売ネットワーク
- お客様に寄り添う技術サポート
製品概要
About
人造黒鉛電極とは
石油や石炭由来のコークスを原料とし、高温で焼成・黒鉛化して製造されます。高温に耐え、電気を効率よく通る特性をもって持っています。

用途
電気炉において鉄スクラップを溶解する際に、電気を流す電極として使用されています。電気炉内で高温のアークを発生させ、鉄スクラップを効率的に溶解させます。高い導電性・耐熱性を持ち、長時間の使用に耐える製品が求められます。

高炉と電気炉の違い
- 高炉
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古くから鉄の量産を担ってきた主要な製鉄炉は高炉であり、製鉄の象徴とも言える存在です。原料の鉄鉱石は高炉内で、燃焼したコークスにより発生した一酸化炭素と化学反応し、還元されて鉄が生産されます。
- 電気炉
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アーク放電(高温の電気火花)にて、鉄スクラップを溶かして鉄を生産します。電気炉はバッチ式(必要な量を一度に処理する方式)で、小規模な生産が可能です。
電気炉のメリット
- エネルギー消費量の削減
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特に再生可能エネルギーを利用すれば、化石燃料への依存度を大幅に減らすことができます。
- CO₂排出量の削減
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電気炉で排出されるCO₂の量は鉄鉱石とコークスを主原料とする高炉に比べ約1/4と言われており、CO₂排出量の削減を目的として、世界的に高炉から電気炉への切り替え計画が進んでいます。
製品の特長
Features
高い技術力と品質へのこだわり
SECカーボンは、長年にわたり人造黒鉛電極の製造に携わり、安定した品質と高い技術力で業界をリードしています。当社の製品は、厳しい条件下でも高いパフォーマンスを発揮するよう設計されており、世界中のお客様から信頼をいただいています。

充実した販売ネットワーク
SECカーボンの黒鉛電極は、世界のあらゆる国々で使用されており、グローバルな販売ネットワークにより、世界中に安定した製品提供を実現しています。

お客様に寄り添う技術サポート
お客様の多様なニーズに対応するため、幅広い品揃えで、個々の要求に応えられる体制を整えているだけでなく、電気炉の操業状況やさまざまな条件に合わせて、最適な電極を提供できるよう、技術サポートに力を入れています。

仕様・スペック
Spec
特性値

熱膨張係数:200℃〜400℃
標準寸法および質量

備考
1. ※印はロングニップルです。
2. 呼び径130mm(5
inch)以下のサイズについては、ご要望に応じます。
3. TPI(Thread per inch)は、25.4mm(1inch)当たりのねじ山数です。
詳細情報はカタログページをご参照ください。